ペイ・フォワード | かふぇ・あどりあ~の

ペイ・フォワード

そういえば、日本に帰ってきてすぐの4日間は、
新宿でのホテル暮らしをしていました。
時差ぼけなのか、
日本に帰ってきたことによる興奮からなのか、
夜に眠くならずに、
ぼぉーっとTVのチャンネルを回していたら、
ある映画がやっていました。

そのタイトルは、

「ペイ・フォワード」。


ケビン・スペイシーと

「A.I.」の男の子(名前知らないんですよね)が

出演しています。


一番下にパッケージ写真とリンクが張ってあります。

内容は、ごらんいただきたいので言及しませんが、

そこにある考え方がともて好きになりました。

そんな考え方が、今の日本には

足りないようになっているのではないかと

思いました。


どこか自己利益にのみを追求し、

それが正義だ、なんていう資本主義の極地みたいなところ。

それにより、仕事では作り笑顔と、

マニュアルに則っただけのサービスを展開し、

仕事が終われば、無表情と人への気遣いなどする余裕もなく、

むしろ無神経にならなくては翌日の仕事をこなせないほどに

神経をすり減らしてしまっている状態。


広告をみれば、自己啓発の本や、

週末のリラックス、

リフレッシュ方法なんていう言葉が並び、

仕事のための休日、仕事のためのリフレッシュ、

そんな人生でいいのかどうか、疑問がわいてくる。

「仕事が楽しい」といえる人は、

リラックスなんて自然とできているだろうし、

リフレッシュなんてする必要がないと思うのですが・・・。


ま、これはさらに消費をあおるための広告のような気もしますけどね。

あなたは忙しい、

あなたは疲れている、

あなたは人間関係で悩んでいる。

だから、リラックスしなくてはいけない。

だから、気分転換をしなくてはいけない。

スポーツクラブに行きましょう。

好きな音楽を聴いて心を落ち着かせましょう。

などなど。


気持ちのゆとり、余裕を持ちましょう。


そんな風に言われて、だれがゆとりをもてるのか?

そんなことよりも、

この「ペイ・フォワード」に出てくる少年のように、

多少しんどくても、

今すんでいるこの世界を変えるために、

たった一つの行動をするほうが、

よっぽど気持ちのゆとりを持てるような気がしますけど、

皆さんはどう思いますかね?


ちょっと逆カルチャーショック気味のAdrianoでした。


この映画はまずまずいい話です。

最後がちょっと残念でしたけど・・・。



Warner Studios
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